それぞれ意味がある

2つの数珠

数珠とは仏具の一種で、多くの珠に穴を開け糸を通して輪にしたものの事です。珠の数は108が正式とされるものですが、略式のものは108から0を除いた18個のものが多く用いられるものです。 数珠は、宗派により構造が少しずつ違っているものです。また使用する際の作法についても、宗派により違いがあるため注意が必要です。 本式でない数珠とブレスレットとの違いは、明確には分けられていないものです。しかし一般的には、房付きの玉が付いているものが数珠、そうでないものはブレスレットと呼ばれる事が多いです。 プレスレットは数珠の代用品にはできないとよく言われるものです。数珠は珠の一つや紐にも意味が込められているのですが、ブレスレットにはそれが無い事も理由の一つです。

次は、数珠の珠それぞれが持っている意味についてです。中心にある房の付いた珠は親玉と呼ばれ、釈迦如来や阿弥陀如来を表しているのです。その親玉の下にある珠は浄明と呼ばれ、菩薩を表すものです。また108ある主玉は人間の煩悩の数を表したもので、さらに珠を通している紐は、観音菩薩を表していると言われているものです。 本来はお念仏を読む際に回数を数えるために使用され、そのために108の珠が使われているものです。数珠という名称には、数を念ずるためのものとして生まれたという意味も込められているのです。葬式などの際に使われるほか、厄除けのお守りなどとしても使用されているものです。そのため数珠は使用している人の念がこもっていると言われ、ブレスレットのように人のものを借りたり、また人に貸すと言う事も望ましくないとされているのです。